欧米の住宅で必ず見るものの1つに、3点ユニット(バスルーム)があります。日本ではアパートのワンルームなどを除けば風呂・トイレが別々に配置されているのが基本ですが、欧米ではこれら3点が同じ空間にあります。洗面台を使いたい人とシャワーを使いたい人が同時に行動を起こせないという不便さを、人々はどう解消しているのでしょうか?
2LDK以上の住宅には、メインの寝室にはオンスイートと呼ばれる専用の小さいバスルーム(シャワー)が付いています。例えば4人家族の場合、大人が主寝室のオンスイートを使い、子供2人でメインのバスルームを使います。4LDK以上になれば、たいてい独立したトイレがもう1つありますので、トイレは合計で3つとなります。日本での3点ユニットは空間の節約、つまり3点を別々に配置する十分なスペースがないために使われるのですが、欧米では伝統のデザインであって、スペースもたっぷり使っています。 |