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由美のヨーロッパ探訪記-住宅・生活あれこれ

 

由美のヨーロッパ探訪記No.9 「アイルランドで暮らす日本人の生活」

私の住むリムリックという街はダブリンから200キロ離れたアイルランド第3の都市です。日本でいえば名古屋をイメージしますが、人口は8万5千人。ちょうど光が丘の2.5倍です。リムリック市とその近郊タウンに20人ほどの日本人(仮名:リムリック会)が暮らしているのです。ほとんどがアイルランド人と結婚した日本人で、数人が日本企業のリムリック勤務となった方達です。それに加えて英語を学びに来た学生さんもいるので、こんな小さい街でもそれなりに日本人がいるのです。今回は、海外で暮らす日本人の生活をお伝えします。

 

1:リムリック会、おもしろ髪切りストーリー
 
ちょっとしたご縁で、リムリック会のMさんと知り合いました。リムリック会では定期的に食事会をしているそうですが、3〜4ヶ月に一度、ダブリンから日本人美容師を呼んで、Jさん宅で一斉に髪を切ったり染めたりしているのです。私は日本を離れる直前に美容院へ行き、1年間髪を切らなくてもいい覚悟で旅立ちましたが、アイルランドへ来て4ヶ月も経つとさすがに重ったるくなり、ちょうど良い機会で参加させていただきました。美容師さんは金曜から土曜日にかけて1泊し、7名もの髪を切りました。料金は現地の美容室よりお安く、往復のバス代を皆で払いました。髪を切った後は気分爽快です!まさか日本美容師さんに切ってもらえるとは思ってもなかったのでラッキーでした。ここの皆さんは現地の美容室でひどい目に遭っています。日本式に「髪をすいてください」と頼んだら、段々畑のようにレイヤーを入れられた、芸能人の写真を持って「同じ髪型にしてください」と言っても全く違うものになる、とMさんは言います。その美容師さんいわく、東洋人の髪質は西洋人には扱いにくいだとか。そして日本のような「髪をすく」という技術がないそうです。女性にとって、美容室は海外で暮らす心配事の1つでもあります。リムリック会の皆さんは、この美容師さんがずっとアイルランドにいるように願っているのです。
リムリック会の定期交流会のようす

リムリック会の定期交流会のようす


2:学生Aさん、ホームステイの不満をシェアハウスで解消

Aさん:「僕は東京の大学を1年間休学し、英語を学びにアイルランドのリムリックへ来ました。最初の3ヶ月はホームステイの予定だったんですが、ひどいホストファミリーに当たってしまい、1ヶ月で出てしまいました。1日3食付で1ヵ月720ユーロ(約11万5千円)も払ったのに、夕食はパスタだけといった炭水化物系1品で、しかもテスコ製品の激安テスコバリューの食材を使って、いかに食費を節約しているか見え見えでした。ホームステイ先にはリビングが2つあって、家族用のリビングには立ち入り禁止という決まりがありました。暖房とテレビは勝手に使ってはいけませんでした。ホームステイ本来のヒューマニズムというものが欠けていたし、僕以外にも3人の外国人がいたから単なるお金稼ぎ目的で受け入れ先となった家族だったと思います。平日はランチとしてサンドイッチ1つと小さなチョコレートバーを持たせてくれましたが、これだけでは足りないです。ある日、勝手にチョコレートを2個多く持っていってしまったんです。そしたらその家族、チョコレートの数を数えていたようで、ホストマザーに怒鳴られました。「そんなに食べたかったら自分で買いなさい」と。僕は720ユーロも払ってるんだから自分のお金は使いたくないと、意固地になっていたのですが、これを機にここを出ようと決めたんです。それからは掲示板などの情報を集めシェアハウスという方向を考えました。
 

リムリック市中心部の風景

リムリック市中心部の風景


真っ赤な壁の寝室に最初は戸惑いも・・・
真っ赤な壁の寝室に最初は戸惑いも・・・

アイルランドでは若者のシェアハウスは一般的なので、探すのに苦労しませんでした。若いアイルランド人がオーナーで、空いた2部屋をドイツ人と僕が借りています。1ヵ月250ユーロの家賃に光熱費を3人で割っています。この国では若い人でも家を購入して、最初のうちは空いた部屋を貸してシェアの形態を取る人が多いようです。家賃収入をローン返済の足しにし、光熱費も割れるのでお金を節約できます。
オーナー滞在型のシェアなので、家を常にきれいに保っています。食事は各自で作るので冷蔵庫の中の物が誰のものかわかるようにしています。自分でスーパーに行くと、ホームステイ先で出された食事がいかに安いものだったかのがわかりますよ。自分で納得して安い物を買うのとわけが違いますからね。リビングでは好きなだけTVも見れるし、何しろ1ヵ月720ユーロもかからない!僕の寝室を最初に見たときは、真っ赤な壁紙で日本の感覚とは違ったので戸惑いましたが、今は慣れました。人生初のシェアハウスを楽しんでいます。」

リムリック会の皆さんは生活の拠点がアイルランド。学生Aさんは1年限定の海外生活。どちらも海外で暮らすことの大変さや嫌な経験を味わってはいますが、とても楽しそうです。海外で暮すにはポジティブでいることが大切なようですね。私もポジティブに!では、次回をお楽しみに。

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