森田 良

日銀のレポートを読んでみた。金利上昇と不動産価格、これからどうなる?

9月18日、日銀が政策金利を1.25%程度へ引き上げました。

不動産業界では「金利が上がったら、不動産価格はどうなる?」という話が最近よく聞かれます。

そこで今回は、日銀のレポートを私なりに読んでみました。経済の専門家ではありませんので、あくまで「不動産屋が読んでみた感想」です。

日銀は、日本経済をそれほど悲観していない?

まず感じたのは、「日銀は日本経済をそれほど悪く見ていないんだな」ということ。

日銀は、日本経済について「緩やかに回復している」としています。

今回の利上げも、景気が悪いからではなく、経済や物価が改善する中で、これまで続けてきた金融緩和を少しずつ弱めていく、という考え方のようです。

では、不動産はどうなる?

ここが私として一番気になるところです。

一般的には、

金利上昇 → 住宅ローン負担増 → 住宅を買える人が減る → 不動産価格が下がる

というイメージがあります。

確かに、そうした影響は考えられます。

ただ、「金利が上がるから、不動産価格も下がる」と単純には言えないようにも感じます。

物価や賃金、建築費なども上昇しているからです。

不動産価格は金利だけでなく、物価、賃金、建築費、土地価格、住宅需要など、さまざまな要素で決まります。

不動産屋として、しばらく目が離せません

今回のレポートを読んでみて、

「これから不動産価格が大きく下がる」

とも、

「まだまだ上がる」

とも思いませんでした。

むしろ、

「これまでとは少し違う環境になってきたんだな」

というのが率直な感想です。

これからは「金利」だけではなく、金利・物価・賃金・不動産価格をセットで見ていく必要がありそうです。

難しい経済レポートですが、たまには不動産屋目線で読んでみるのも面白いものですね。

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